災害時の歯科医療・歯科保健活動

避難するときに入れ歯を無くしてしまった、治療途中になっている歯の治療を継続したい、避難所で急に歯が痛み出した、そのようなときに途切れることのない歯科医療を提供するため様々な取り組みを行っています。 以下の二つの取り組みは県民の皆様に関係する代表的なものです。




災害時における歯科医院の診療状況

静岡県歯科医師会では会員が自身の歯科医院の診療状況を報告すると災害時診療状況マップへその内容を表示するシステムを構築しており、 発災時に戸惑うことなくこのシステムを活用できるよう、年2回の訓練を行って会員の防災意識を高めております。 発災時、歯科医療が必要になったときにはまず災害時診療状況マップでかかりつけ歯科医院の診療状況などをご確認ください。 災害時診療状況マップ

災害診療所マップ



避難所での歯科医療・歯科保健活動

県内各市町では発災時に数多くの避難所が設置され、そこには様々な方々が集まり、その中には歯科医療や口腔ケアを必要とする方々がいます。
静岡県歯科医師会ではこういった避難所での歯科医療や歯科保健活動は非常に重要な課題と考えており、各郡市の歯科医師会や行政と協力してすべての避難所に歯科医師などを派遣し、個々の避難所が抱える歯科に関する問題点を洗いだし、評価を行い、 その評価をもとに必要な物資の提供や歯科医療チーム・口腔ケアチームを派遣する体制を整えております。
この評価には全国で統一された書式の評価シートをもとに静岡県歯科医師会独自で開発したデジタル的に処理するシステムを使い、迅速で正確な情報共有を図れる仕組みを構築しております。
ご興味のある方は避難所等歯科口腔保健に関するアセスメント票デジタル版のアセスメントシステムをご覧ください。

災害診療所マップ




身元不明者の鑑定協力

東日本大震災では多く犠牲者を出し、1,794名の方が体の特徴や所持品などによる調査で身元がわからずに安置されました。この身元不明者の内の約70%にあたる1,248名の方の身元が歯型の特徴や歯科治療痕などの照合による歯牙鑑定によって特定されております。
静岡県歯科医師会では発災時に警察と協力して行う歯牙鑑定の際必要となる機材の整備や、その技術習得のための研修会などを会員に向けて定期的に実施しております。 大規模災害時、沿岸地域に都市が集中する静岡県では大きな被害が発生することが想定されており、不幸にもその犠牲となられた方のご遺体を少しでも早くご家族のもとにお返しできるよう最善を尽くしたいと考えています。