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TOP >  会員歯科医院検索 >  障がい者歯科のご案内 >  障がいのある方の口腔ケア

障がいのある方の口腔ケア


口腔ケアとは

口腔ケアはなぜ大事?

  • 「食べる」「話す」「呼吸する」という口の機能を高めます。
  • ムシバや歯周病の予防になります。
  • 口の中を清潔にすることで誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を予防します。
  • 脳神経の活性化につながります。
  • 歯科治療の負担軽減になります。

口腔ケア用品のいろいろ

口腔粘膜ケア用ブラシ
(ライオン)

スポンジブラシ
(株式会社モルテン)

柄付きくるリーナ
(オーラルケア)

歯間ブラシ
(ライオン)

ワンタフトブラシ
(オーラルケア)

フッ化物配合磨剤   
(サンスター)

ジェルタイプの
フッ化物配合歯磨剤
(ライオン)

フッ化ナトリウム洗口液
(ライオン)

ノンアルコール洗口液
(T&K株式会社)

口内保湿ジェル
(T&K株式会社)

口腔清拭用ウエットティッシュ
(アサヒグループ食品)

デンタルフロス
(GC)

ライフステージにおける口腔ケア

時期 内容 支援方法例
乳児期 歯が生えてきたら歯ブラシを使って歯をみがきましょう。
家での歯みがきが楽しいものになるように工夫しましょう。
楽しい時間にするため歌を歌いながら行うなど。
幼児期 砂糖を含む飲み物やおやつの取り方に注意しましょう。
口腔過敏のある場合には無理強いせずに徐々に慣らしていきましょう。
ぶくぶくうがいの練習をしましょう。
数を数えながら行ってみましょう。
水を含んで出す練習をしましょう。
頬を膨らませたり、すぼめたりの練習をしましょう。
その子の発達に合わせて行いましょう。
小学校低学年 本人でみがく練習をしましょう。ただ仕上げ磨きは必要です。 歯みがきの順番を示した絵カードなどを使ってみましょう。
小学校高学年 仕上げ磨きを嫌がる年齢ですが、まだ必要です。 奥歯をしっかりみがくようにうながしましょう。
中学校・高校 保護者の仕上げ磨きを嫌がる年齢です。歯科医院で歯の掃除をしてもらいましょう。 定期的に歯科受診をしましょう。
卒業後 歯科健診が無くなります。 定期的な歯科受診をしましょう。
成人以降 歯周病の発症が高まります。親知らずが生えてくる場合があります。 定期的な歯科受診をしましょう。

かかりつけ歯科医を持ちましょう

障がい児、者は新しい環境に慣れるまでに時間がかかります。特に歯科医院は金属製の物が多く、器具も先端がとがっているものが多いので余計恐怖心が増します。そこで、幼いころから「かかりつけ歯科医」を持つことが大事になります。
ムシバができてから受診をすると痛い思い、怖い思いをして歯科に対して恐怖心を抱きやすくになります。嫌な思いをせずに歯科受診をするためには、定期的に歯石除去やフッ化物塗布などの負担の少ないものから慣れて歯科受診の恐怖心をやわらげるようにしましょう。


参考文献 
  • 障害児者の診かたと口腔管理 小方清和・小坂美樹/編著 医歯薬出版 2021
  • 障害のある人たちへの口腔ケア 改訂版 クリエイツかもがわ 監修 玄景華 著者 栗木みゆき 2020
  • スペシャルニーズのある人へ ライフステージを考えた口腔ケア 一般社団法人 日本口腔ケア学会編 玄景華 口腔保健協会 2018
  • 障害者施設口腔ケア指導マニュアル 改訂版2021 静岡県・特定非営利活動法人静岡県歯科衛生士会